世界大百科事典(旧版)内のindividualdistanceの言及
【プロクセミクス】より
…ヘディガーはこの距離をそれぞれ〈逃走距離〉〈防衛距離〉〈臨界距離〉と名付けた。また,1941年には,同種の個体が相互に接触(たとえばめじろ押し,相互毛づくろい,相互羽づくろいなど)を許す種とそれを許さない種があること,後者では,たとえば電線に並んだツバメやムクドリで見られるように,互いに接近を許す最低距離があることに気づいて,この距離を〈個体距離individual distance〉と呼んだ。ヘディガーのこの考えは,著書が1950年に英訳(《Wild Animals in Captivity》)されて以後英語圏にも広まり,ホールのプロクセミクスの発想を生む刺激となった。…
※「individualdistance」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」