世界大百科事典(旧版)内のinnerweltlicheAskeseの言及
【ウェーバー】より
…この力をマルクスにならい〈資本主義〉と名づけ,まったく新しい視角からその本質を解明したのが《プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神》(1904‐05)である。この記念碑的論文で彼は,資本主義のエートスを〈職業人Berufsmensch〉の倫理に求め,それがプロテスタンティズムの〈世俗内禁欲innerweltliche Askese〉に由来することをつきとめる。宗教が資本主義を成立させたというこの見解は,宗教を迷信や呪術と同一視する19世紀的合理主義にとって頂門の一針であった。…
※「innerweltlicheAskese」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」