世界大百科事典(旧版)内のInvisibleCollegeの言及
【学会】より
… 一般に,既存の専門分野の中で,あるいはその周辺で,新しいパラダイム,すなわち画期的な概念や方法論が提起されると,そのパラダイムに即して研究を進めようとする集団が形成される。当初,この集団は少数で目立たないので,〈見えざる大学invisible college〉と呼ばれたりする。しかし,そのパラダイムが非常に有力なものであれば,見えざる大学もしだいに大きくなり,ついには〈目に見えるvisible〉存在となる。…
【ローヤル・ソサエティ】より
…かくて,彼らはみずからの知見を発表する場,さらには情報交換と討論の場の必要に迫られて,1640年代からロンドンやオックスフォードで非公式な会合の場をもつようになった。この種の会合・グループのうち最も有力な〈見えざる大学Invisible College〉グループが,1660年に組織化されてローヤル・ソサエティが誕生した。62年に,時の国王チャールズ2世から,ソサエティの活動に関する勅許状Royal Charterを交付されたため〈ローヤル〉という語を冠することになったが,この組織は元来,科学者の自発的な団体であり,初期のソサエティの活動は会員からの会費でまかなわれた。…
※「InvisibleCollege」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」