世界大百科事典(旧版)内のJacopodaBolognaの言及
【中世音楽】より
…イタリアでは,マドリガーレ(マドリガル),バッラータballata(フランスのビルレー系),それにカノンの技法によるカッチャcacciaが数多く作られた。ヤコポ・ダ・ボローニャJacopo da Bologna(14世紀中ごろ活躍),盲目のランディーニらが知られている。フランスには楽器伴奏付きの独唱歌が多く,イタリアには重唱歌が多い。…
【マドリガル】より
…語源はイタリアのマドリガーレmadrigaleで,元来詩の一形式で,そのような詩によるポリフォニックな歌曲は,すでに14世紀イタリアの作曲家によって手がけられていた。ペトラルカの詩にヤコポ・ダ・ボローニャJacopo da Bolognaが作曲した《Non al suo amante》などはそのよい例で,音楽的形式としては前半に反復をもつA A B型をとるのをその特徴としている。これに対して1530年以後盛んとなったルネサンス期のマドリガーレは自由形式によるのを常としている。…
※「JacopodaBologna」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」