世界大百科事典(旧版)内のJapanesebeetleの言及
【帰化生物】より
… 帰化動物は,天敵や抗争種がいない場合,爆発的に増えて,農作物などにひどい害を与えることがある。アメリカ合衆国に1916年ころ苗について日本から入ったといわれ,Japanese beetleの名で知られるマメコガネが,日本では特別顕著な害がなかったのに,アメリカでは東部にまんえんし,リンゴ,モモなどの果樹をはじめ,マメ類その他の作物の重要な害虫になったのは,その一例である。日本に入ったイセリアカイガラムシも果樹その他に大害を及ぼしたが,原産地の天敵ベダリアテントウを導入することによって,まんえんを防ぐことができた。…
【マメコガネ(豆黄金)】より
…夏ころ土中へ産卵,孵化(ふか)した幼虫は植物の根を食べて成育,翌年の初夏のころ土中で蛹化(ようか)するが,北海道などの寒い地方では2年目の冬を幼虫で過ごす。1916年,アメリカのニュージャージー州で最初に発見されたが,その後,アメリカ全土に広がり大被害を与え,Japanese beetleの名で恐れられている。日本から輸入したハナショウブの根のまわりの土に幼虫が混じって侵入したとみられている。…
※「Japanesebeetle」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」