世界大百科事典(旧版)内の《Jeudelafeuillée》の言及
【フランス演劇】より
…なかでも阿呆劇のカーニバル的反世界と笑劇の風刺的喜劇性は,イタリアやスペインの喜劇の影響とともに,17世紀喜劇の底流を作る(日本で飯沢匡翻案狂言《濯ぎ川》ともなった《洗濯桶》や《ピエール・パトラン先生》等)。また,これらとはいささか異質な系譜に,13世紀のアダン・ド・ラ・アルの《葉陰の劇Jeu de la feuillée》等があり,その田園的幻想によって,17世紀以降のオペラや田園劇の一つの淵源となる。
【16世紀】
しかし,これら中世演劇の大部分は,16世紀後半の宗教戦争を境に,17世紀へと生き残らなかった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」