世界大百科事典(旧版)内の《Juristen-Sozialismus》の言及
【法曹社会主義】より
…マルクス経済理論がリカード派社会主義からの剽窃(ひようせつ)だとする議論を含むA.メンガーの著《全労働収益権史論》(1886)へのF.エンゲルス(一部はK.カウツキー)の反論論文《法曹社会主義》(1887)において創出された概念。〈法曹社会主義〉という嘲笑的意味を含んだ言葉が生まれ,メンガーがその代表者とみられた。この論文は,その冒頭において大略以下のようにいう。中世の世界観は〈神学的世界観〉だったが,市民層の勢力の発達とともにその世俗化形態たる〈ブルジョアジーの古典的な世界観〉=〈法学的世界観〉が登場した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」