世界大百科事典(旧版)内のKötzschke,R.の言及
【地方史】より
…19世紀前半になると,とくにドイツではロマン主義思潮が国民の歴史意識を覚醒させたことにより,地方史への関心は一気に高まり,世紀末までにはすべての領邦と主要都市に歴史協会が組織された。1906年,ケチュケRudolf Kötzschke(1867‐1949)によりライプチヒ大学に設けられた〈領邦史と定住地研究のための研究室〉がヨーロッパ初の専門的地方史研究機関である。その後,この種の研究施設の設立はさほど進展しなかったが,第2次大戦後,ヨーロッパの各国において地域史研究の方法的重要性が強く認識され,多くの大学がそのための専門的機関を置くようになった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」