世界大百科事典(旧版)内のKaartaの言及
【マリ】より
…とくにニジェール川左岸に,12世紀,遊牧民トゥアレグのキャンプ地として建設されたトンブクトゥは,マリ帝国に始まって,その政治的支配者はつぎつぎに変わっていったが,交易のみならず文化の中心地として繁栄を続けた。ソンガイ帝国を滅亡させたモロッコの支配は1世紀間も持続せず,17世紀に入ると,フルベ族のマシーナMacina王国,バンバラ族のセグーSégou王国,カアルタKaarta王国など,数多くの小王国が誕生し,群雄割拠の時代となった。 19世紀後半,フランスがこの地域に進出し始めたころ,これに対応してこの地域の政治的統合を企図した政治指導者が出現した。…
※「Kaarta」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」