世界大百科事典(旧版)内のKammerspieleの言及
【小劇場】より
…そこで,今までより小さな,客席数300~400ほどの空間を設けることが考えられるようになった。そのような劇場はいわゆる自由劇場運動の中でもすでに現れていたが,たとえばドイツにおいては1905年にM.ラインハルトが,ベルリンのドイツ座に付設開場したカンマーシュピーレKammerspieleがその代表的存在であろう。カンマーシュピーレとは,もともと〈室内劇〉の意味で,A.ストリンドベリも自分の戯曲のある種のものにこの名を与えていたし,拡大して考えればH.イプセンの《幽霊》などの劇も室内劇と考えられよう。…
※「Kammerspiele」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」