世界大百科事典(旧版)内のKe-Choの言及
【交趾】より
…一方,現在のベトナム周辺民族がベトナム人を指してキオKio(ビルマ族,北タイ),ケオKeo(ラオ族,ムオン族,トー族),ケオKeô,Kèoなどと呼ぶことが知られ,この原音は交趾の交に由来すると考えられる。また古来,ハノイはケチョKe‐Choとよばれるが,これもベトナム人の市の意とされる。このKe‐Choをマレー人はクチKuchiとなまり,さらにこれがポルトガル人によって採用され,インド南西岸の植民市コーチンCochinと区別するためにコーチシナ(交趾支那)Cochinchinaの名が起こったともいわれる。…
※「Ke-Cho」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」