世界大百科事典(旧版)内のKhorana,H.G.の言及
【遺伝暗号】より
…彼は試験管内タンパク合成系にポリウリジル酸(Uの重合体)を加えると,ポリフェニルアラニンが生成することを発見し,UUUはフェニルアラニン(Phe)のコドンであると推論した。さらにコラナH.G.Khoranaのグループは,一定の塩基配列をもつさまざまな核酸を有機化学的に合成し,これらを用いて作られたタンパク質のアミノ酸配列を決定することにより,遺伝暗号表の三つ組塩基が各アミノ酸に正確に対応していることを疑問の余地なく証明した。64種のコドンのすべては,66年までに完全に解明された。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」