世界大百科事典(旧版)内のkinetochoreの言及
【細胞】より
…そのほかに,微小管の重合や他の繊維構造との間の相互作用に必要なτタンパク質や微小管結合タンパク質(MAP)など少量のタンパク質がこの構造に加わっている。真核細胞の分裂には,微小管が紡錘体の両極に位置する中心粒から発する紡錘糸として,染色体の動原体kinetochoreに結合し,染色体分離の役割を果たす。分裂間期に入ると,微小管は核に近い細胞質に位置している微小管形成中心(microtubule‐organizing centre=MOC)から発して,放射状に細胞周縁に向かって走る。…
※「kinetochore」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」