Kristeva,J.(英語表記)KristevaJ

世界大百科事典(旧版)内のKristeva,J.の言及

【記号】より

…彼のセミオロジーは現代ブルジョア文明の非神話化の企てから始まったが,初期の静態的な構造分析はのちに〈構造化〉への注目に取って代わられ,記号論的色彩を強める。バルトの方法論の源泉となった,フランスで活躍するブルガリア生れの記号論学者クリステバJulia Kristeva(1941‐ )は,ロシア・フォルマリズムよりもM.M.バフチンの対話と交流の思想やフロイト主義の影響のもとにテキスト相互連関性などの概念を発展させ詩的言語理論を展開するが,彼女は父性原理としての法,言語を批判して母性原理としての無意識の解放を主張する。また文学以外では経済学の批判としての経済人類学が文化人類学の影響のもとに著しい展開を見せ,在来の生産中心主義の経済思想から一転して交換と消費の新しい思想を生み出した。…

【文学理論】より

…それではこのテキストとはいったい何であるか。 この問題の解明に最も大きな貢献をしたと思われるのは,フランスの構造主義ならびにそれ以降の動きのなかで仕事をしたR.バルトとクリステバJulia Kristevaである。彼らの考えによれば,テキストには二つの次元がある。…

※「Kristeva,J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android