世界大百科事典(旧版)内のKuleshov,L.の言及
【モンタージュ】より
…一方ソビエトでは,フランス映画やアメリカ映画の構造を具体的に分析して〈映画芸術の基礎〉としてのモンタージュ論が展開される。監督・理論家のレフ・クレショフLev Kuleshov(1899‐1970)は〈モンタージュは映画のドラマトゥルギーである〉と考え,プドフキンはモンタージュがカットの〈連結〉である点を強調し,エイゼンシテインは逆にカットの連結ではなく〈衝突〉がモンタージュの本質であると主張した。こうしてモンタージュ論は映画の技術論から芸術論へと発展した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」