世界大百科事典(旧版)内のLampanyctodeshectorisの言及
【深海魚】より
…つまり大型の仔魚は,大型のプランクトン類を捕食できるために微小プランクトンの豊富な浅海層へ上昇しなくともよく,そのうえ深海のほうが外敵に会う機会も少ないわけである。
[利用]
深海性魚類で漁業の対象となっているものは,中・深海層遊泳性魚類ではハダカイワシ類の1種Lampanyctodes hectorisだけで,南西アフリカ沖で年間数百tから数万t漁獲され,魚粉や魚油の原料とされている。しかし,その漁獲量変動が著しく大きく,漁業として安定するためには本種の生態に関する基礎的研究結果に基づく漁業管理が必要と思われる。…
※「Lampanyctodeshectoris」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」