世界大百科事典(旧版)内のlatencyperiodの言及
【精神分析】より
… ところで男根期phallic stage(phase)は,フロイトが強調したエディプス・コンプレクスを形成する時期(3~6歳)だが,親子の三者関係の中に愛憎を伴う心的抗争が恒常的にみられるというエディプス・コンプレクスの提唱は,超自我形成論と並んで,今日隆盛な対人関係論,対象関係論object relations theoryの萌芽を示したものといえる。5歳以降に生じる潜伏期latency periodによって幼児性欲の発現と性器性欲の発現との間に休止期が置かれる(性愛発達の二相性)。性器期は,いわゆる思春期に照応するが,成人になっても,口唇期,肛門期といった前性器的な段階の痕跡が皆無になるわけではない。…
※「latencyperiod」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」