世界大百科事典(旧版)内の《LeDroitàlaparesse》の言及
【レジャー】より
…レジャー論がすぐに体制論および基本的な人間像の問題に転化していく根拠はそこにあるといえよう。 そうした意味で現在のレジャー論の直接の起点となるものは,マルクスの娘婿P.ラファルグのパンフレット《怠ける権利Le Droit à la paresse》(1883),レジャーの配分様式を一つの軸に独特な経済・社会理論を築いたT.B.ベブレンの《有閑階級論The Theory of Leisure Class》(1899)あたりであろう。アメリカ,西ヨーロッパなどの資本主義先進諸国でだれの目にも明らかなレジャーの大衆化現象がおこるのは,ニューディール政策,人民戦線などの構造変化を画期とする1930年代以降のことである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」