世界大百科事典（旧版）内のL'Enfant,P.C.の言及
【アメリカ美術】より
…
［建築］
コロニアル期はそれぞれ出身地の建築様式が移植され，木造ないし石造の素朴な住宅，教会が作られた。独立期前後はイギリスのジョージアン様式を模倣した，いわゆるコロニアル･スタイルが生まれたが，19世紀初め渡米したランファンPierre Charles L’Enfant(1754‐1825)，B.H.ラトローブなどによって国際様式がもたらされる。南北戦争前後にはハントRichard Morris Hunt(1828‐95)に代表されるギリシア様式とゴシック様式，ルネサンス様式の折衷が見られた。…
【ワシントン】より
…連邦制の下で中央政府の所在地については，各州はいずれも敏感たらざるをえなかったが，南北の妥協により，90年連邦議会は南北のほぼ中央南部寄りの，ポトマック河畔の一画とすることを定めた。翌年ワシントン大統領自身が10マイル平方の地区を指定し，メリーランド，バージニア両州より土地を譲り受け，フランス人技師ランファンPierre Charles L’Enfant少佐の下で都市計画がつくられた。ワシントンは都市計画に基づいてつくられた近代最初の首都である。…
※「L'Enfant,P.C.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」