世界大百科事典(旧版)内のlettredecachetの言及
【バスティーユ】より
…1659年から1789年まで5279人が投獄されたが,F.deバソンピエール(1579‐1646),N.フーケ,ラ・ブランビリエ(1630‐76),ラ・ボアザン(?‐1680),ラリー・トランダル(1702‐66),リシュリュー元帥(1696‐1788),ボルテール,ロアン枢機卿(1734‐1803)らもその中に含まれている。バスティーユ牢獄を当時の司法制度からみた場合,封建的専断主義の象徴たらしめたのは封印状lettre de cachet(国王から私人への命令書。あて名が空白のまま発行される場合が多かった)という逮捕手続にあった。…
※「lettredecachet」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」