世界大百科事典(旧版)内のLF法の言及
【炉外精錬法】より
…これらの真空脱ガス法は取鍋の加熱装置をもっていないが,64年に開発されたASEA‐SKF法は,取鍋内溶鋼に電磁誘導かくはん(攪拌)とアーク加熱を併用させ,溶鋼の温度を上昇できるようにした点に特徴がある。ついで67年にはアルゴンガスで溶鋼をかくはんさせるVAD法,71年には電気炉の精錬機能の一部を取鍋に移行した形式のLF法などが開発され,酸素とともに硫黄の除去が取鍋で行われるようになった。以上の方法はおもに炭素鋼および低合金鋼の炉外精錬を目的としているが,ステンレス鋼の精錬を合理化したものがAOD法,VOD法などであり,クロムの酸化による損失を抑制しながら,炭素を選択的に除去している。…
※「LF法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」