Lindahl,E.R.(その他表記)LindahlER

世界大百科事典(旧版)内のLindahl,E.R.の言及

【スウェーデン学派】より

…さらに,のちにケインズたちによって定式化された投資と貯蓄との緊張関係に焦点を当てて,雇用量,価格水準などマクロ経済的諸変量について,その不均衡の累積過程を示すことによって,資本主義に内在する不定定性を分析しようとした。ウィクセルのこの考え方は,リンダールErik Robert Lindahl(1891‐1960)やルンドベリーErik Filip Lundberg(1907‐ )によって,経済循環と経済成長に関する動学的分析として一般化された。 これに対して,カッセルは,ワルラスの一般均衡理論に修正を加え,主観的価値判断の果たす役割を捨象して,市場における経済主体の行動様式を基礎にしながら,経済循環のプロセスを分析するという理論枠組みの構築を行った。…

【租税理論】より

…この能力説は,等しい能力をもつ人々は等しく支払うべきであるという〈水平的公平〉と,大きい能力をもつ人々が多く支払うべきであるという〈垂直的公平〉の達成を要求している。効率的な資源配分との関係における最適課税の問題はE.バローネ,J.G.K.ウィクセル,リンダールErik Robert Lindahl(1891‐1960)らの〈利益説〉の論者によって取り上げられた。この利益説は,政府支出の費用を調達する場合,政府支出から受ける人々の利益に応じて個別的に課税すべきであると主張している。…

※「Lindahl,E.R.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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