世界大百科事典(旧版)内のLipocarphamicrocephalaの言及
【ヒメクグ】より
…ヒメクグは日本全国と中国に分布するが,その基本変種であるタイワンヒメクグK.brevifoliaはほとんど全世界の暖帯から熱帯に分布する雑草であり,牧草になるし,根茎は感冒,痛み止めなどに漢方で利用される。 クグとはカヤツリグサ類の古い名称であるが,ヒメクグに近縁のカヤツリグサ類としては本州の南部から熱帯に分布する,それぞれ別属のイヌクグMariscus sumatrensis (Retz.) T.Koyama(=Cyperus cyperoides (L.) O.Kuntz.),ムツオレガヤツリTorulinium odoratum (L.) S.Hooper(=Cyperus ferax Rich.)や,ヒンジガヤツリLipocarpha microcephala Vahlがある。これらは直立した茎の頂に散形花序をつけ,むしろカヤツリグサ属Cyperusに近い外形をとる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」