世界大百科事典(旧版)内のListing,J.B.の言及
【幾何学】より
…ガウスの影響で曲面の位相幾何学の研究が活発となり,メービウス,リーマンらによって曲面のつながり方の研究がなされ,向きのつけられない曲面として有名なメービウスの帯が発見され(1857),また関数論で重要な役割をなすリーマン面の概念が得られた(1851)。トポロジーということばも,リスティングJ.B.Listing(1808‐82)が1847年に書いた小冊子の表題として初めて文献に現れた。曲面はこれらの人たちに続いて,C.ジョルダン,シュレーフリL.Schläfli(1814‐95),ディックW.F.A.von Dyck(1856‐1934)らによっても研究され,19世紀末葉には閉曲面の同相による分類が完成した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」