世界大百科事典(旧版)内のLitocraniuswalleriの言及
【ジェレヌク】より
…四肢と首が著しく細長く,小さなキリンを思わせるアンテロープの1種(イラスト)。ジェレヌクの名は,ソマリ語で〈キリンの首〉の意。偶蹄目ウシ科の哺乳類。体に比較して頭部,とくに顎口(がつこう)部が小さく,雄には,はじめ後方に湾曲し,次いで上方にのびる長さ32~44cmのしっかりしたつくりの角がある。体色は白色の腹面を除いて全身赤褐色。ただし,背中側は暗色で,明色の体側面とコントラストをつくる。大きな目の周囲は白色。…
【レイヨウ(羚羊)】より
…多くは砂色で,アフリカとアジアに分布する。インド産で雄の体が黒いブラックバックAntilope cervicapra,警戒,逃走,遊びのときに高く跳びはねる習性をもつスプリングボックAntidorcas marsupialis,中央アジア産で時速96kmで走れるモウコガゼルProcapra gutturosa,多くの肉食獣にねらわれるグラントガゼルGazella granti,非常に警戒心が強く,やぶの中で生活するディバタグAmmodorcas clarkei,あごが長く,しばしば後肢で立ち上がって高いところの葉を食べるジェレヌクLitocranius walleriなど6属18種がある。(7)ダイカー亜科Cephalophinae きわめて小型で,角はふつう雌雄にあるが耳よりも短く,頭頂の冠毛でほとんど隠れている。…
※「Litocraniuswalleri」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」