世界大百科事典(旧版)内のlong-livedmRNAの言及
【発芽】より
…これに対し,吸水期にはタンパク質の新たな合成も始まる。吸水期に翻訳されるmRNAは種子形成過程で作られるが,その時点では翻訳されずタンパク質の殻で包まれた情報粒子informosomeの形で種子中にとどまるもの(long‐lived mRNAと呼ばれる)と考えられている。種子中にはあらかじめリボソームも存在しており,吸水が始まると情報粒子のタンパク質が取り除かれlong‐lived mRNAが出てくると,これと結合して直ちにポリソームを形成しタンパク質の合成が開始される(図)。…
※「long-livedmRNA」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」