世界大百科事典(旧版)内のLordProtectorの言及
【クロムウェル】より
…51年秋にはスコットランドをも掃討して反革命の脅威を除去したが,航海法の制定を機に第1次英蘭戦争が勃発すると,53年高まる軍の不満を背景にして長期議会(ランプ議会)を武力解散した。その後推薦議員のみで構成された〈指名議会〉が社会改革に熱意をみせると自発的解散に追いこみ,同年末軍幹部の用意した憲法〈統治章典〉に従い,終身の護国卿Lord Protectorに就任した。この護国卿政権は軍隊士官とピューリタンの独裁にほかならず,内外ともに批判勢力に取り囲まれていた。…
※「LordProtector」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」