世界大百科事典(旧版)内のLynen,F.の言及
【アセチルCoA】より
…コエンザイムAのSH基に酢酸がチオエステル結合した化合物で,高エネルギーリン酸エステル(⊿G゜′=-7.7kcal)として,生体内におけるアセチル基の供与体として重要。1950年代のはじめにリネンF.Lynenが酵母から単離し,それまで活性酢酸と呼ばれていた物質に相当することが明らかにされた。生体内ではピルビン酸デヒドロゲナーゼ反応でピルビン酸から生成するのに加えて,脂肪酸のβ酸化,酢酸の活性化反応などによっても生成する。…
※「Lynen,F.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」