世界大百科事典(旧版)内のmāyāの言及
【シバ派】より
…主というのは,最高の主宰神(イーシュバラ)たるシバ神のことであり,家畜とは,生きとし生けるものの個我のことであり,索縄とは,非精神的な物質のことである。個我は,もともといっさいの汚れを離れた清浄なものであるが,無知と業と迷妄(マーヤーmāyā)のために,この迷いの輪廻の世界に縛りつけられている。シバ神は,特殊な能力(シャクティśakti)をもっており,個我の束縛と解脱とを二つながらに支配している。…
※「māyā」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」