世界大百科事典(旧版)内のMainländer,P.の言及
【ペシミズム】より
…ショーペンハウアーは,存在の根本原理を盲目的な意志(生命衝動)と見,人生の悲惨も道徳的な善悪などとまったくかかわりのないそうした存在原理の現れにほかならず,深い形而上学的根拠にもとづくと考えたのである。この厭世主義はE.vonハルトマンやマインレンダーP.Mainländerにも受けつがれる。森鷗外がこのハルトマンに共感し,昭和初年に厭世自殺をした芥川竜之介が遺書のなかでマインレンダーの名を挙げていることは有名である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」