世界大百科事典(旧版)内のMalloum,F.の言及
【チャド】より
…66年には北部を基盤とするチャド民族解放戦線(FROLINAT)が結成され,武装闘争を開始,長期にわたる内戦が始まった。他方,トンバルバイエは腐敗と独裁の度を強めるのみで,75年4月軍部のクーデタによって倒され,代わってマルームFélix Malloum将軍の軍政が成立した。ところが交渉相手となるべきFROLINATは内部の主導権をめぐって分裂を深め,さらに軍隊をチャドに駐留させるフランスをはじめ,リビア,ナイジェリア,スーダンなどの近隣諸国も,直接あるいは間接に紛争に介入したため内戦は泥沼化した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」