世界大百科事典(旧版)内のMalynes,G.deの言及
【重金主義】より
…しかし,重金主義が歴史的概念として注目されるのは,16世紀中葉に価格革命への対応策として,これらの諸政策の復活強化が提唱されるようになってから後のことである。〈グレシャムの法則〉で知られるT.グレシャムやJ.ヘールズはその先駆者的存在で,重金主義の代表者はマリーンズGerard de Malynesであった。彼は17世紀の初めに貿易差額論者E.ミッセルデンやT.マンを相手に〈外国為替論争〉を引き起こしたが,大勢はこの時期に〈貿易差額主義balance of trade system〉への転換を示していた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」