世界大百科事典(旧版)内のMammātīの言及
【イスラム】より
…またイスラム社会には,現実の小家族とは別に,共通の祖先によって結ばれた〈家〉の意識も存在した。たとえばイラクのバルマク家やエジプトのマンマーティーMammātī家は官僚の名家として長い伝統を誇り,マムルーク朝やオスマン朝のアミールはマムルークと擬制的な血縁関係を結ぶことによって一つの家を構成した。 しかし19世紀以降,このような家族や家の観念は大きく揺らぎ始める。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」