世界大百科事典(旧版)内のMannhard,W.の言及
【バルト神話】より
…主著《古代ラトビアの天界の神々の家族》(1972)をはじめドイツ語による多数の著書は,バルト神話の世界樹なども扱い,印欧神話学に寄与するところが大きい。バルト神話の古記録の研究では,《ラトビアの太陽神話》(1875)の著者でもあるマンハルトWilhelm Mannhard(1831‐80)の遺著《ラトビア・プロイセンの神話学》(1936)が基本書として今日も価値を失わない。なおビエザイスの研究を取り入れて,モスクワの言語学者イワーノフVyacheslav Vsevolodvich Ivanov(1929‐ ),トポローフVladimir Nikolaevich Toporov(1928‐ ),リトアニア出身でアメリカ在住の考古学者ギンブタスMarija Gimbutas(1921‐ )もバルト神話学に多くの寄与をしている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」