世界大百科事典(旧版)内のmarginalutilityの言及
【ウィックスティード】より
…ヨークシャーのリーズに生まれ,ロンドンのユニバーシティ・カレッジを卒業後,1874‐98年,ロンドンでユニテリアン派の有力牧師として活躍した。倫理学,社会学から経済学に関心をもつようになったが,W.S.ジェボンズの最終効用理論から出発して,それを〈限界効用marginal utility〉と呼びかえ,限界主義理論を展開したのが《経済学のアルファベット》(1888)である。のち《分配法則の統合に関する一試論》(1894)において,限界原理を生産要因の価格決定に応用し限界生産力理論(限界生産力説)を構成した。…
【限界効用理論】より
…さまざまな財を消費ないし保有することから得られる効用を考え,ある財をもう1単位だけよけいに消費ないし保有することにより可能になる効用の増加を〈限界効用marginal utility〉と呼ぶ。一定の所得をさまざまな財の購入にどのように支出すればよいかを考えよう。…
※「marginalutility」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」