世界大百科事典(旧版)内のMarie,P.の言及
【シャルコー】より
…またヒステリーについての研究も有名で,催眠術を精神病学に導入してヒステリーの症状についての分析を行った。多くの弟子が輩出し,精神医学にはS.フロイト,P.ジャネら,神経病学にはバビンスキーJoseph Babinski(1857‐1932),マリーPierre Marie(1853‐1940)らがいる。また三浦謹之助も彼のもとで神経病学を学んでいる。…
【シャルコー=マリー=トゥース病】より
…1886年フランスのJ.M.シャルコーとマリーP.Marie(1853‐1940),ついで同年イギリスのトゥースH.H.Tooth(1856‐1926)によって報告された慢性進行性筋萎縮症で,優性遺伝型,伴性劣性遺伝型,および孤発例が存在する。原因として髄鞘構成関連タンパク質の遺伝子異常がいくつか判明している。20歳未満に潜在性に足指,足など下肢遠位部の伸展筋群優位に脱力と萎縮を生じ,やがて近位部や上肢遠位部にも及び,さらに知覚低下も加わる。…
【マリー病】より
…フランスの神経学者マリーPierre Marie(1853‐1940)が記載した病気で,脊髄小脳変性症のうち,マリー型失調をさす。しかし,やはり同人が記載した末端肥大症や肺性肥大性骨関節炎をもマリー病の名で呼ぶことがある。脊髄小脳変性症…
※「Marie,P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」