世界大百科事典(旧版)内のMayailurusiriomotensisの言及
【ネコ(猫)】より
…頰歯(きようし)は草食獣のように臼型でなく,上下の各1対が裂肉歯に特殊化している。前臼歯(ぜんきゆうし)は上あごでは第1あるいは第2前臼歯が消失し,各2~3対(オオヤマネコやイリオモテヤマネコMayailurus iriomotensisでは2対と少ない),下あごでは第1,第2前臼歯が消失して各2対あり,臼歯は上下に各1対しかないが,上あごの第4前臼歯と下あごの第1臼歯が大きく発達し,はさみの刃のようにかみ合って肉を切るのに適した裂肉歯となっている。ネコ類は肉片を丸飲みするため,食物をかみつぶすのに適した歯をもたない。…
※「Mayailurusiriomotensis」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」