世界大百科事典(旧版)内のMerz,G.の言及
【時の間】より
…K.バルト,E.トゥルナイゼン,F.ゴーガルテン,メルツG.Merzを共同編集者として,1922年から隔月発行された神学雑誌。その数年前から彼らを中心として動きはじめていた〈弁証法神学〉と呼ばれる新しい神学運動がこの雑誌によって推進された。…
【弁証法神学】より
…F.ゴーガルテンはこれに共鳴して《我は三一の神を信ず》(1926)を著し,E.ブルンナーは《神秘主義と言葉》(1924)を著した。さらにE.トゥルナイゼンやメルツG.Merz(1892‐1959)も加わって,1922年に雑誌《時の間》を刊行した。 しかしやがてゴーガルテンは民族性重視に傾いて脱落し,ブルンナーは自然神学の問題で渡り合い,R.K.ブルトマンは実存論的解釈学を主張して別れ,バルトのもとに最後まで残った盟友はトゥルナイゼン一人であった。…
※「Merz,G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」