世界大百科事典(旧版)内のMoellervandenBruck,A.の言及
【第三帝国】より
…ヒトラーは彼の帝国を,962年に始まる神聖ローマ帝国,および1871年にビスマルクの強力な指導力のもとに成立した第二帝制の後を継ぐドイツ民族による3度目の帝国とみなしたのである。ヒトラーがこのシンボルに飛びついて,宣伝の中心にすえたのは,1923年にメラー・ファン・デン・ブルックArthur Moeller van den Bruck(1876‐1925)という右翼ナショナリストの思想家が同名の書を刊行したときからであったが,このシンボルが中世の神秘主義的な〈千年王国〉思想につながるところがあったこともまたヒトラーを魅惑したといわれる。
[政治史,外交史]
〈第三帝国〉の政治史,外交史は四つの時期に分けて考えられる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」