世界大百科事典(旧版)内のMonn,M.G.の言及
【ウィーン楽派】より
…むしろウィーン楽派はバロックと古典派の間にあって,同時代のイタリアとフランス(ロココ様式),ドイツ(多感様式)の諸様式を,この都市に特有の気質をもって生き生きと媒介し,古典派に受け渡した点で意義がある。作曲家としては,クラビア作品によってモーツァルトに影響を与えたワーゲンザイルG.C.Wagenseil(1715‐77)とシンフォニア史上重要なモンM.G.Monn(1717‐50)が有名である。前古典派の諸成果は,ウィーン古典派の大家たち,ハイドン,モーツァルト,ベートーベン(さらにはシューベルト)らによって総合され高度に発展させられることになる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」