世界大百科事典(旧版)内の《Mr.TambourineMan》の言及
【ディラン】より
…高校時代はロックンロールを歌い,ギターを弾いていたが,大学をドロップアウトしてニューヨークに出,当時盛んになりつつあったフォーク・ソング運動の渦中に飛び込み,《風に吹かれてBlowin’ In The Wind》を62年に発表して時代の寵児となった。この歌は公民権運動の中で広く歌われたが,ディラン自身は自分がそのような運動のシンボル的存在とされてゆくことを嫌ったようで,65年からロックの要素を大幅に取り入れた《ミスター・タンブリンマンMr.Tambourine Man》などで音楽的な方向転換を明示して物議をかもした。だが彼が一般の若者の間でスター的存在となり,レコードもヒットするようになったのはそれ以降のことであった。…
※「《Mr.TambourineMan》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」