nāṭya(その他表記)natya

世界大百科事典(旧版)内のnāṭyaの言及

【民俗芸能】より

神楽歌舞伎狂言人形浄瑠璃【三隅 治雄】
【日本以外の民俗芸能】
 諸民族の民間で行われてきた芸能の全体を通じて際だつ特色としては,第1に総合芸術的性格をあげることができる。日本語の〈芸能〉ばかりでなく,古代社会ではギリシアの〈ムシケmousikē〉やインドの〈ナーティヤnāṭya〉,そして現代では英語の〈パフォーミング・アーツperforming arts〉やインドネシア語の〈カラウィタンkarawitan〉などは,すべて舞踊,音楽,演劇,文芸などの要素を有機的に内包する文化事象を意味している。しかし,これらが未分化であるとレッテルをはり,音楽や文芸が分化・独立して自律化したかのように思われがちなヨーロッパ近代の芸術観に照らし合わせて,発展の前段階にあるとするのは妥当ではない。…

※「nāṭya」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android