世界大百科事典(旧版)内のNardini,P.の言及
【ナルディーニ】より
…イタリアのバイオリン奏者,作曲家。タルティーニの一番弟子。シュトゥットガルトで活躍した後,1769年からはフィレンツェでトスカナ公家宮廷楽長を務めた。美しい旋律,表情豊かで優雅な作風,名人芸的な技巧で知られる作品には,バイオリンのための協奏曲,ソナタ,二重奏曲,独奏曲のほか,弦楽四重奏曲,室内楽曲がある。ソナタでは,師の用いた緩急急の3楽章形式を踏襲しているが,拡大された第2楽章は古典派のソナタ形式に近づいている。…
※「Nardini,P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」