世界大百科事典(旧版)内のNasionの言及
【顔示数】より
…顔面高を顔面幅で割った値で,顔面の広狭を表す数値。頭蓋骨では顔面高(前頭骨と鼻骨の境界点Nasionから下顎骨の正中下縁Gnathionまで)を頰骨弓幅(左右の頰骨弓が側方に突出した点を結ぶ幅径)で割った値を顔示数という。またNasionから上側歯槽の最前点Prosthionまでの高さを上顔高といい,これを用いて上顔示数を算出する。…
【顔面角】より
…輪郭が耳眼平面(左右の外耳孔上縁点Porion,生体では耳軟骨の上縁Tragionと左側の眼窩入口の最低点Orbitaleによって決定される面)と交差してなす角を求める。この時に前頭骨と鼻骨の境界点Nasionと上側歯槽の最前点Prosthionとを結ぶ直線が耳眼平面となす角を全側面角という。その大きさによって,突顎(79.9゜未満),中顎(80.0゜~84.9゜),正顎(85.0゜以上)に分類する。…
【人体測定法】より
…顔面では頰骨弓幅と顔面高から顔示数を算出する。前頭骨と鼻骨の境界点(ナジオンNasion)から鼻下点までの距離を鼻高,左右の鼻翼が最も外方に突出した点を結ぶ幅を鼻幅とよび,鼻幅/鼻高を鼻示数とする。角度では顔面角の測定がよく用いられる。…
※「Nasion」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」