世界大百科事典(旧版)内のnationaldividendの言及
【ケンブリッジ学派】より
…しかし全体としては,イギリス経済は高い資本蓄積率に支えられて,まだ発展過程にあると考えられていた。マーシャルが主著《経済学原理》(1890)を出版したのはこのような時期であったから,彼は資本家,企業家,労働者という階級間の調和的発展に基本的関心を向け,短期では労資の対抗関係があるようにみえるが,長期では〈国民分配分national dividend〉(国民所得と同義。厚生経済学的に使われた)が増大するため,両者の調和が可能であると考えたのである。…
※「nationaldividend」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」