世界大百科事典(旧版)内のNeisser,A.L.S.の言及
【性病】より
…つづいて,発展してきた近代細菌学の知識がそれぞれの性病の病原体を解明するようになって,それぞれの性病の独立性が確認されるようになった。79年にナイサーAlbert L.S.Neisser(1855‐1916)は淋菌を発見し,さらに89年にはデュクレーAugusto Ducrey(1860‐1932)は軟性下疳菌を発見した。つづいて1905年F.R.シャウディンとホフマンErich Hoffmann(1868‐1959)は梅毒トレポネマを検出した。…
【淋病】より
…中国,インド,ヘブライ,ローマ,アラビアの古い書物にいろいろと記載されているが,そのころは,その他の性病とはっきり区別されていたわけではなかった。16世紀ころになっても淋病と梅毒は同一の毒によって起こるのではないかという論争が続いていたが,19世紀末ドイツのナイサーAlbert L.Neisser(1855‐1916)によって淋菌が発見され,これに終止符が打たれた。日本にも古くから存在したらしく,梅毒が16世紀初めインド,中国,朝鮮を経由して侵入する以前からあったとされている。…
※「Neisser,A.L.S.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」