世界大百科事典(旧版)内の《Observationesmedicinae》の言及
【シデナム】より
…当時の物理的医学派や化学的医学派のように理論に走らず,臨床観察による経験主義で,自然治癒を重要視し,〈イギリスのヒッポクラテス〉とよばれた。痛風,舞踏病,肺炎などの記述があり,主著《医学観察Observationes medicinae》(1676)が名高い。通常リウマチ性疾患に関連して,主として小児におこる小舞踏病chorea minorを詳しく記載したことから,この病気はとくに〈シデナム舞踏病〉とよばれる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」