世界大百科事典(旧版)内のOcypodecordimanusの言及
【スナガニ(砂蟹)】より
…砂浜に深さ50cmほどの穴を掘ってすむ甲殻綱スナガニ科のカニ(イラスト)。甲幅2.5cmに達し,甲の輪郭はほぼ正方形である。眼柄は太く,角膜部が大きい。はさみ脚はいずれか片方が大きく,掌部の内面に細い条線が並んだ帯状部があり,これを座節にある稜でこすって発音する。歩脚はじょうぶで,湾曲した長い指節が穴を掘るのに役だち,また,第2,3歩脚の基部にある軟毛が呼吸水の浄化に役だつ。昼間はやや茶色を帯びた砂色をしているが,夜は色素胞が収縮して白っぽくなる。…
※「Ocypodecordimanus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」