世界大百科事典(旧版)内のOliver,I.の言及
【イギリス美術】より
…16世紀前半のイギリス絵画をほとんど一人で代表したのが,ヘンリー8世の宮廷画家でドイツ人のH.ホルバインであったという事実は,当時のイギリス絵画の低調ぶりを象徴している。エリザベス朝に入るとN.ヒリアードとオリバーIsaac Oliver(1565か67‐1617)が肖像画と細密画に見るべき作品を残したが,大勢に影響はなかった。こうした状況は17世紀に入っても変わらず,当時この国で活躍したのはファン・デイク,ネラーGodfrey Kneller(1646‐1723),レリPeter Lely(1618‐80)など,やはり外来の肖像画家たちであった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」