世界大百科事典(旧版)内のorganoleptictestの言及
【官能検査】より
…官能検査という言葉は,明治時代から清酒の“きき酒”のことを公式的にこのように呼んでいたことに由来しているが,現在では広く工業社会にその意義が認められている。欧米諸国においてもワイン,チーズ,コーヒーなどの伝統的な食品産業において古くから行われ,organoleptic testと呼ばれていたが,現在ではsensory evaluationという用語の方が多く用いられている。官能検査は心理的な検査であるが,推計学や計量心理学の成果を取り入れ,理化学的な計測と同じように客観性を持たせようと努力するところに単なる主観的判断と区別される特徴がある。…
※「organoleptictest」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」